思想するとはどういうことかがわかってくる!
小林よしのりライジング Vol.487
配信です!
今週号のタイトルは
「偏見は大事である」
「偏見は大事である」、
これは決して奇をてらって言っているわけではない。
偏見を大事にしているから、小林よしのりは重要な場面でとっさの判断を誤らないと言ってもいいのである!
よく「偏見をなくそう」と言われるが、これを強く唱えるのは左翼・リベラル方面の人々である。
その方面の人々は、物事を偏見を廃した「理性」で見よという。
ところが、そんな人たちが「理性」で判断したことが、いつも間違っているのはなぜか?
それは、人間ひとりの理性など、全く頼りにならないからだ。
理性よりも、偏見の方が大事なのだ!
それは、いま言われ始めたことではない。
18世紀イギリスの思想家、エドマンド・バークがフランス革命を否定して言っていたことなのである!
泉美木蘭のトンデモ見聞録は
「日本保守党=ディープステート説、誕生か」
ただでさえミニ政党なのに、内紛・分裂を繰り返している参政党。
どっからどう見ても「コップの中の嵐」なのだが、コップの中の当事者は、これが大嵐に見えているらしい。
そして、この分裂劇は、外部勢力による大規模分断工作だと言い出した!
そしてその陰謀を仕掛けたのが、百田尚樹の日本保守党だという!
どこまで行っても知ったこっちゃないが、いったいどこまで行くのか、この妄想!
【今週のお知らせ】
※「ゴーマニズム宣言」
…「偏見はいけない」という言葉は、当たり前の道徳のように使われる。
「差別や偏見をなくそう」というように、偏見は「差別」とセットで使われることも多い。
「私の独断と偏見ですが」といえば、あえて一般性を無視して、自分の好みだけで話すけれども勘弁してねというエクスキューズになる。
しかし、「偏見」とはそんなに悪いことなのだろうか?
※泉美木蘭の「トンデモ見聞録」
…支持者集めに貢献した党の象徴的メンバー5人のうち、3人が離反し、それぞれがネット上で不満をばらまいているという修羅場の参政党。今月22日、参政党は報道陣を集め、長々と武田邦彦との内紛について説明する記者会見を開き、百田尚樹の生放送に出演して党批判を展開したことを「レッドラインを超えている」と神妙な面持ちで批判。記者会見後には、さらに一連の経緯を説明する参政党の公式動画が発表された。なんと現代表・神谷によると、これらの出来事は百田尚樹の参政党大規模分断工作によるものだと言う!「日本保守党ディープステート説」、ここに誕生である!
※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」
…AIを利用して故人の作品の続編を制作するのってアリなの?
整備新幹線計画、とりわけ中央リニア新幹線の建設をどう思う?
相手に罵倒されて怒りを抑えられないような場合は、どのように我慢している?
スポーツ業界等で他人に金銭的支援を呼びかけることをどう思う?
インドで放送予定のアニメ「おぼっちゃまくん」新作が日本に逆輸入される可能性はある?
御坊家は江戸時代、やはり武士として参勤交代などやっていたの?
映画『ゴジラ-1.0』のどこが特に気に入った?
印象に残ってる水木しげる作品は?
…等々、よしりんの回答や如何に!?
【今週の目次】
1. ゴーマニズム宣言・第516回
「偏見は大事である」
2. しゃべらせてクリ!・第443回
「おちぶれてすまん!弟連れ狼が行くぶぁい!の巻【後編】」
3. 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第310回
「日本保守党=ディープステート説、誕生か」
4. Q&Aコーナー
5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど)
6. 編集後記